HIROSAKI Heritage|建物が語る弘前文化遺産
あおもり創成パートナーズ株式会社
弘前市の建築物

弘前市の建築物

城下町である弘前市は、江戸、明治、大正、昭和時代を代表する古き良き建物が残っている街です。ひとつの街の中に様々な年代の建築物が同居する姿は、街全体が建築物博物館であるといえるほど。藩政時代の建造物、明治、大正時代の洋館、さらには近代建築の巨匠前川國男が設計した建造物が8棟も現存しています。
市内には数多くの文化財が残されており、また文化財には指定されていないものの、歴史と文化が息づく情緒豊かな建物も数多く点在しています。
弘前市ではこれらを弘前の新たな魅力の発見や城下町としての奥行きを体感してもらうことを目的とし、弘前の風情を醸し出している古い建造物を「趣のある建物」として指定しています。

弘前の建築物・文化財マップ

弘前の歴史・建築物の年表

鎌倉時代 北条氏の所領が設定される
乳井神社の五輪塔
1603慶長8年 高岡(弘前)に町割を計画
岩木山神社拝殿
1610慶長15年 長勝寺本堂
1611慶長16年 高岡城(弘前城)がほぼ完成
堀越城から本拠地を移転
弘前城北の郭北門、二の丸南門、二の丸東門、三の丸追手門、三の丸東門、二の丸丑寅櫓、二の丸辰巳櫓、二の丸未申櫓
1613慶長18年 城下の南側に南溜池を造成
熊野奥照神社
1615元和元年 茂森山を削り長勝寺構を構築
熊野宮本殿
慶長期 革秀寺本堂
弘前八幡宮本殿・唐門
1628寛永5年 高岡から弘前へ改称
岩木山神社楼門
東照宮本殿
1629寛永6年 長勝寺三門
1631寛永8年 津軽家霊屋碧巌臺
1636寛永13年 舟橋騒動
1638寛永15年 三尊仏及びその厨子堂
津軽家霊屋明鏡臺
1649慶安2年以前 寺町大火
長勝寺御影堂
1655明暦元年 乳井神社社殿
1656明暦2年 津軽信政襲封、黒石領分知
津軽家霊屋白雲臺
1661寛文元年 藩日記の記録開始
1665寛文5年 参勤道を碇ヶ関口へ変更
1667寛文7年 青森町奉行を置く
最勝院五重塔
1669寛文9年 寛文蝦夷蜂起。弘前藩松前へ派兵
1672寛文12年 大坂への城米廻漕開始
津軽家霊屋環月臺
1682天和2年 弘前八幡宮祭礼
岩木川堀り替え工事が完了
1687貞享4年以前 黒門
1691元禄4年 巌鬼神社本殿
1693元禄6年 久祥院殿位牌堂
1694元禄7年 岩木山神社本殿・奥門・瑞垣・中門
1695元禄8年 元禄の大凶作
1699元禄12年 弘前城本丸東側石垣完成
1704宝永元年 袋宮寺本堂
報恩寺本堂
1710宝永7年 津軽信政岩木山麓に埋葬(現在の高照神社)
津軽信政公墓
1711正徳元年 高照神社廟所拝殿
1712正徳2年 高照神社本殿、中門、東軒廊、西軒廊
1720享保4年以前 高照神社文庫
1722享保7年 本行寺護国堂
1718享保3年以降 普門院本堂
1731京保16年 『津軽一統志』完成
1753宝暦3年 「宝暦の改革」始まる
津軽家霊屋凌雲臺
1755宝暦5年 高照神社拝殿
1755宝暦5年以降 高照神社神饌殿
1755宝暦年間以前 旧弘前藩諸士住宅(旧笹森家住宅)
平川家住宅
1765明和2年 円明寺本堂
1766明和3年 明和の大地震
1772安永元年頃 誓願寺山門
1783天明3年 天明大飢饉
1790寛政2年 「寛政の改革」始まる
1792寛政4年 藩士在方制開始
1793寛政5年 ラックスマンの根室への来航に伴い、松前へ派兵
1794寛政6年 長勝寺庫裏
1796寛政8年 稽古館開校
1799寛政11年 東蝦夷地警備を命じられる
18001800年頃 旧岩田家住宅
旧伊東家住宅
石場家住宅
19世紀前半 川﨑染工場
1804文化元年 東蝦夷地永久警備を命じられる
1805文化2年 7万石へ高直り
1807文化4年 宗谷出兵を命じられる
1808文化5年 10万石へ高直り
1809文化6年 黒石藩成立
1810文化7年 天守再建
高照神社随神門
1813文化10年 民次郎一揆
1815文化12年 高照神社廟所門
1832天保3年 天保大飢饉始まる
1833天保4年 御料理 なる海
1839天保10年 栄螺堂
1847弘化4年 岩木山神社社務所
1851嘉永4年 津軽藩ねぷた村(蔵)
1854~59嘉永年間 旧梅田家住宅
1855安政2年 西蝦夷地の警備命じられる
1859安政6年頃 旧石戸谷家住宅
1863文久3年 旧小山内家住宅
1868慶応4年 野辺地戦争
江戸後期 (株)松緑醸造
木村家住宅
工藤家住宅
1871明治4年 廃藩置県 弘前県誕生
加藤味噌醤油醸造元
1872明治5年 東奥義塾開校
1877明治10年 西洋りんごの初成
1877明治10年以降 旧町田家住宅
1878明治11年 第五十九銀行創立許可
1879明治12年 石場旅館
1880明治13年 弘前大火(1,000余戸を焼失)
1883明治16年 旧青森銀行津軽支店
1886明治19年 来徳女学校(現・弘前学院聖愛)創立
1890年代明治時代中期 揚亀園揚亀庵
1889明治22年 全国31市の一つとして県内で初めて市制施行
11ヶ村の合併で相馬村成立
1894明治27年 日本鉄道の現奥羽線(青森~弘前)開通
旧青森県尋常中学校本館
1895明治28年 弘前公園開園
翠明荘(旧高谷家別邸)奥座敷・土蔵
1898明治31年 陸軍第八師団司令部設置
1899明治32年 一戸時計店
1900明治33年 旧東奥義塾外人教師館
1901明治34年 弘前電燈株式会社創立
1904明治37年 第八師団出征(日露戦争)
旧第五十九銀行本店本館
1906明治39年 弘前学院外人宣教師館
日本基督教団弘前教会教会堂
旧弘前市立図書館
1907明治40年 旧弘前偕行社
1910明治43年 カトリック弘前教会
明治期
竹田家住宅
よしや質店
旧杉山医院
山口製畳所
1913大正2年 北海道・東北大凶作
1915大正4年 特別大演習で大正天皇行幸
天守引き戻し
1917大正6年 旧第八師団長官舎(弘前市長公舎)
1918大正7年 第一回観桜会
黒沼質店
弘前銘醸煉瓦倉庫
1920大正9年 日本聖公会弘前昇天教会教会堂
1921大正10年 官立弘前高等学校開校
旧藤田家住宅
旧藤田家別邸洋館
旧藤田家別邸倉庫
旧藤田家別邸冠木門及び両袖番屋
1923大正12年 角は宮川デパート開店(東北第1号で市内RC造第1号)
1924大正13年 弘前れんが倉庫美術館
1925大正14年 旧制弘前高等学校外国人教師館
大正期 平野
1927昭和2年 北横町からの大火
旧弘前無尽社屋(三上ビル)
開雲堂
1928昭和3年 富田町からの大火
小堀旅館
千葉家住宅
小野金商店
1929昭和4年 高木靜一商店
1930昭和5年 田澤刃物製作所
1932昭和7年 上水道敷設工事着手
木村産業研究所
旧弘前消防団西地区団第四分団消防屯所(旧紺屋町消防屯所)
1934昭和9年 翠明荘(旧高谷家別邸)洋館・日本館・門・あずまや
1935昭和10年 秩父宮弘前歩兵第31連隊第3大隊長に着任
鎌田屋商店(蔵)
1936昭和11年 茂森会館消防西第一分団屯所
1937/1961昭和12/昭和36年 旧藤田家別邸和館
1938昭和13年 酒舗成豊
1945昭和20年 下山家住宅
1953昭和28年 大阪屋
1954昭和29年 青森県立弘前中央高校講堂
1955昭和30年 昭和の大合併(中津軽郡11ヶ村)
1957昭和32年 石川町合併
1958昭和33年 弘前市庁舎本館
1961昭和36年 岩木町町制施行
1963昭和38年 保村打刃物製作所
1964昭和39年 弘前市民会館
名曲&珈琲ひまわり
1971昭和46年 弘前市立病院
1973昭和48年 高砂そば
1976昭和51年 弘前市立博物館
1980昭和55年 弘前市緑の相談所
1983昭和58年 弘前市斎場
1989平成元年 市制施行百周年祝賀会
1991平成3年 台風19号による未曽有のりんご被害
1995平成7年 弘前公園開園100周年
2006平成18年 岩木町・相馬村合併
2011平成23年 弘前城築城四百年祭
2021令和3年 北海道・東北の縄文遺跡群世界文化遺産登録