栄螺堂
さざえどう 栄螺堂

栄螺堂は、天保10年(1839年)頃、弘前の豪商中田嘉兵衛の寄進により創立された八角二重円の仏像であり、宝形造である。『津軽古今偉業記』によれば、町大工・秋田屋安五郎の施工で建てられたと記されている。
内部は右回り回廊と直進階段を併用して昇降する建物である。さざえ堂(三匝堂)で著名な建物としては東北では2つだけしかない貴重な建物で、福島県会津若松市に寛政8年(1796年)建造の旧正宗寺三匝堂(重要文化財)がある。
昭和54年(1979年)2月1日、弘前市指定有形文化財に指定されている。

ベンガラによる赤一色の八角形の建物。禅林街上寺の入口にあることから、非常に印象に残る建物です。右回りの回廊を登り切った最上部の天井には龍の墨画がありますが、画もよくしたという秋田屋安五郎の手によるものかもしれません。
基本情報
区分 | 市指定有形文化財 |
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住所 | 青森県弘前市西茂森二丁目3-2 |
見学の際の注意事項 | 蘭庭院へ申し込みが必要。 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 弘前~相馬線もしくは弘前~西目屋村役場線「茂森町」下車 徒歩約5分 JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「茂森町」下車 徒歩約5分 |
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