一戸時計店
いちのへとけいてん 一戸時計店
一戸時計店は、もとは明治32年(1899年)に仙台の三原時計店が弘前支店として開業したが、当時陸軍第八師団司令部が設置されたことにより、全国各地から商機を求めて多くの人々が弘前に移住した。
この建物は元々は平屋だったが、大正9年(1920年)に一番町の一戸時計店が譲り受けたのちに、木造2階建てへ改造された。一戸時計店そのものは、平成30年(2018年)に閉業、100年超の歴史に幕を下ろした。
一戸時計店の、緑のトタン屋根から突き出る、風間鳥を備えた開業当時からの赤い円錐屋根の時計台は、現在でも時を刻み続けており、土手町のシンボルとして親しまれている。平成20年(2008年)、弘前市の「趣のある建物」に指定され、令和3年(2021)には歴史的風致形成建造物に指定された。
基本情報
区分 | 歴史的風致形成建造物、趣のある建物 |
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住所 | 青森県弘前市土手町87 |
営業/休業 | 閉店 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 土手町循環100円バス「中土手町」下車 徒歩約1分 |
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