長勝寺三門
ちょうしょうじさんもん 長勝寺三門
長勝寺三門は、寛永6年(1629年)に2代藩主・津軽信枚により建立された三間一戸の楼門である。
寛永5年建設の岩木山神社楼門と同じく、柱を上から下までの通し柱とする特殊な構造で建造されており、棟高は16.2メートルで、桁行9.7メートル、梁間5.8メートルである。文化6年(1809年)に行われた大修理で形式上の変更がなされ、その際に仁王像ともに設けられた下層の花頭窓のみ黒漆塗りであり、ほかは素木造である。軒は二軒繁垂木であるが、組物を三手先詰組とし上層縁廻の高欄親柱に逆蓮柱を用いるなど、禅宗様の手法を基本としている。
上層の軒やそれを支える組物など、各所で禅宗様の手法を基本としたこの門は、彫刻や彩色も色鮮やかであり、江戸時代初期の重要な建築遺構の一つとされる。昭和11年(1936年)国の重要文化財に指定されている。
棟高16.2メートルでとち葺きの壮大な屋根をもちます。禅林街の最奥に見える姿は、左右から迫る杉木立の効果もあって、荘厳に見えます。
基本情報
区分 | 重要文化財 |
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住所 | 青森県弘前市西茂森1-23-8 |
見学の際の注意事項 | 外観のみ。 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 弘前~相馬線もしくは弘前~西目屋村役場線「茂森町」下車 徒歩約15分 JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「茂森町」下車 徒歩約15分 |
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