熊野奥照神社本殿
くまのおくてるじんじゃほんでん 熊野奥照神社本殿

熊野奥照神社本殿は、慶長18年(1613年)2代藩主・津軽信枚が造営したものであることが棟札によって確認されている。
構造は、三間社流造、平入り、屋根は美しい流造の杮葺き、全体を白木造とする。背面を除く三面には、縁がついている。柱はすべて角柱で、向拝柱には和様の出三斗を置くが、身舎の組物を舟肘木とする簡素な造りである。内部は、内陣と外陣に仕切られ、内陣中央間には祭壇が設けられている。向拝の組物・手挟・繋虹梁・懸魚などの細部には、桃山時代の様式が取り入れられ、時代の特色を示す一方、地方色の少ない点でも重視される。
昭和29年(1954年)国の重要文化財に指定されている。

素木造の簡素な社殿ですが、流造の屋根が非常に美しく、慶長18年(1613年)建立という年次がわかるのも貴重です。
基本情報
区分 | 重要文化財 |
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住所 | 青森県弘前市田町4-1-1 |
見学の際の注意事項 | 外観のみ。説明が必要な場合は要申し込み。 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 宮園団地線「保健センター前」下車 徒歩約3分 |
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