HIROSAKI Heritage|建物が語る弘前文化遺産
あおもり創成パートナーズ株式会社
石場旅館

いしばりょかん 石場旅館

石場旅館は、明治12年(1879年)創業の老舗旅館で、弘前に現存する旅館の建築としては最古である。

石場旅館は妻入の2階建、建築面積456平方メートルである。東西に入母屋造鉄板葺の建物2棟を雁行させる。南側を前方に出し、玄関やフロントを配し、後方に土蔵を附属して、北奥の棟に広間や客室を設ける。玄関フロントを中心とした表の部分と、客室や広間などの奥の部分の境に太鼓橋がかかる。屋号をあしらったガラスや欄干、要人の宿泊を示す札などが残り、老舗旅館の風情を醸している。要人用の入口がしつらえていることなどからも、往時の様子を伺い知ることができる。

弘前公園にも近く、落ち着いた雰囲気の宿である。平成20年(2008年)度、弘前市の「趣のある建物」に指定されている。平成24年(2012年)2月23日、国の登録有形文化財となっている。さらに、平成24年(2012年)10月16日には、弘前市の魅力的な景観づくりを目的として景観重要建造物に指定されている。

見どころ

時代ごとの世情に即して、増改築を繰り返し、迷路のように入り組んでしまった館内は、老舗ならではの歴史の積み重なりと、弘前の近代の歩みについても考えさせてくれます。

基本情報

区分 景観重要建造物、登録有形文化財
住所 青森県弘前市元寺町55 地図
営業時間 9:00~17:00
料金 無料
交通 【バス】
JR弘前駅より弘南バス 土手町循環100円バス「文化センター前」下車 徒歩約3分
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