黒門
くろもん 黒門
黒門は、長勝寺の門として最も東側に位置し、同寺の総門(表門)にあたる。建立年代の詳細は不明だが、延宝5年(1677年)以前には現在地に門はなく、貞享4年(1687年)以降の史料では現在地に門の表示があることから、この10年ほどの間に、門が作られたと思われる。
総高は4.9メートル、主柱柱間4.3メートルで、主柱上と左右の控柱と主柱の間にそれぞれ切妻造の屋根が載り、平面はコの字形になっている。正面に土居を作り入口を外桝形として、出城の性格を持たせたといわれる長勝寺構に、城門として多用された高麗門があるのは興味深い。寺院街の区画を示すもので、門をくぐると林立する杉並木と寺院の伽藍群、そして最奥に長勝寺三門が見え、長勝寺構を象徴するスポットである。
昭和53年(1978年)3月30日、弘前市指定有形文化財に指定されている。
寺院街の区画を示すもので、門をくぐると林立する杉並木と寺院の伽藍群、そして最奥に長勝寺三門が見える、長勝寺構を象徴するスポットです。
基本情報
区分 | 市指定有形文化財 |
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住所 | 青森県弘前市西茂森一丁目 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 弘前~相馬線もしくは弘前~西目屋村役場線「茂森町」下車 徒歩約5分 JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「茂森町」下車 徒歩約5分 |
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