長勝寺御影堂
ちょうしょうじみえいどう 長勝寺御影堂
長勝寺は津軽家の菩提寺である。この御影堂は、弘前藩初代藩主である津軽為信の木像(県重宝)を安置するために造られたもので、三間四方、屋根は宝形造銅板葺である。
三門と同じく寛永6年(1629年)の為信の二十三回忌法要に合わせて2代藩主信枚が建造したものと考えられ、文化2年(1805年)に大規模な修理が行われている。後の文化2年(1805年)には、その位置を本堂の中心部の真後ろに移し、さらに、正面を南から東へ変えるという大改造がなされ、全面的な彩色工事もなされた。御影堂の架構は、虹梁を主体とし、簡明で力強い。来迎柱や天井などには極彩色で絵や文様が描かれている。内部の厨子は1間の建築型厨子で、入母屋造木瓦葺の屋根を載せており、二軒繁垂木を禅宗様三手先詰組の組物で受けている。四周中央間には、内側に草花図柄を密陀絵で描いた黒漆塗の桟唐戸がついている。文化期の彩色が残り、各部に金箔や金泥が多用されていて、実に華麗な造作が施されている。
昭和61年(1986年)1月22日、国の重要文化財に指定されている。
厨子や天井画などに絢爛豪華な文化期の彩色が残っています。
基本情報
区分 | 重要文化財 |
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住所 | 青森県弘前市西茂森1-23-8 |
見学の際の注意事項 | 非公開 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 弘前~相馬線もしくは弘前~西目屋村役場線「茂森町」下車 徒歩約15分 JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「茂森町」下車 徒歩約15分 |
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