HIROSAKI Heritage|建物が語る弘前文化遺産
あおもり創成パートナーズ株式会社
旧岩田家住宅

きゅういわたけじゅうたく 旧岩田家住宅

旧岩田家住宅は、正確な建築年代は不明だが、建物の状況や江戸時代の資料などから判断すると寛政年間後期(1789~1801年)から文化年間(1804~1818年)に建てられたものと考えられる。数回の改造後、岩田家が入居した明治時代には使用人の部屋などを増築して規模が大きくなったが、柱や小屋組などの主要構造部材は、ほぼ当初のままである。

敷地内の配置などは藩政時代からほとんど変わっていないものとされる。畳敷きは5部屋、ほかに玄関、台所、つきにわ、三方に縁が廻っている。木造平屋建で、寄棟造茅葺屋根、玄関及び一部は庇付柾葺屋根、東面突出部は切妻造柾葺屋根である。内部は、玄関から続く「広間」と「座敷」が接客用の部屋、「常居」より北側が日常の生活に使われる部屋となっている。このように、式台の玄関をもち、日常の生活空間を通らずに座敷へ行く事のできる間取りが、武家住宅の特徴の一つとなっている。主屋は表の通りから9メートル程離れて建ち、その間には、つくばいや石燈籠、石組みによる観賞庭園「ツボ」が整えられ、座敷から眺めることできるほか、ツボ~主屋~カグチという武家の生活空間がそのまま体感できる。

昭和60年(1985年)4月27日に青森県重宝に指定されている。

見どころ

武家の屋敷内の配置関係が綺麗に残っています。武家の生活に思いをはせる最高の場所です。

基本情報

区分 県重宝
住所 青森県弘前市若党町31 地図
営業/休業 休館 4~6月休なし 7~10月 月・木 11~3月 水木金土日 8/13 年末年始
営業時間 10:00~16:00
料金 無料
交通 【バス】
JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「津軽藩ねぷた村」下車 徒歩約5分
JR弘前駅より弘南バス 石渡線乗車「亀甲町門前」下車 徒歩約5分
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