旧藤田家別邸倉庫(考古館)・冠木門及び両袖番屋
きゅうふじたけべっていそうこ(こうこかん)・かぶきもんおよびりょうそでばんや 旧藤田家別邸倉庫(考古館)・冠木門及び両袖番屋

旧藤田家別邸倉庫(考古館)は、藤田謙一の別邸の倉庫として大正10年(1921年)に建築された二階建てのイギリス積のレンガの倉庫である。藤田謙一は、弘前市出身の日本商工会議所の会頭を務めた実業家で、別邸構築と同時に現在地に建てたものである。
縦長窓を4箇所設け,4重の軒蛇腹を四周に廻すことで外観を引き締める。小屋組はキングポストトラスである。以前は弘前市内から出土した旧石器~江戸時代までの出土遺物を展示する考古館として公開していたが、平成29年(2017年)7月にクラフト作品の展示・販売スペースかつ和をテーマにしたカフェとしてリニューアルされ、新たな観光拠点となっている。
旧藤田家別邸の区画の入口に建つ冠木門は間口約4メートルの冠木門の扉上部と両脇壁面の上部に全面に格子を入れて外観を整え,門の両袖にレンガ基礎上にのる番屋を配する。景観に配慮し,全体として城の近傍という立地に相応しい風格を備えた、武家屋敷や城郭などに用いられる門の様式で構えをつくっている。
いずれも平成15年(2003年)7月17日、国の登録有形文化財となっている。平成20年(2008年)度、弘前市の「趣のある建物」に指定されている。さらに、平成24年(2012年)10月16日には、弘前市の魅力的な景観づくりを目的として景観重要建造物に指定されており、平成31年(2019年)4月1日には、弘前さくらまつりに見る歴史的風致の維持を目的として歴史的風致形成建造物に指定されている。
基本情報
区分 | 景観重要建造物、登録有形文化財 |
---|---|
住所 | 青森県弘前市上白銀町8-1 |
営業/休業 | 無休 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 土手町循環100円バス「市役所前」下車 徒歩約3分 【自動車】 東北自動車道「大鰐・弘前インターチェンジ」より国道7号を弘前市街地方面へ北上 約30分 JR弘前駅より約10分 ※駐車場有り(60台駐車可) |
関連リンク |