HIROSAKI Heritage|建物が語る弘前文化遺産
あおもり創成パートナーズ株式会社
平川家住宅

ひらかわけじゅうたく 平川家住宅

平川家住宅は、宝暦年間作成の弘前藩の武家住宅台帳「御家中屋鋪建家図」に記載された武家住宅である。二階の小屋裏から発見された棟札から、嘉永6年(1853年)に、一部増築の上で二階をあげたと考えられる。その後、「ちゃしつ」を設け、戦後「ひろま」奥の増築を行った。平成に入り、現在の玄関及び応接室や台所などを増改築している。

平川家住宅は増改築はあるものの平面構成などに大きな改変がなく、宝暦年間の平面構成をよく残している。弘前藩が城下に建設した武家住宅のひとつであり、その標準的な姿を示すとともに、その後の増改築の経過を含めて、遺例が少ない同時期の遺構として価値が高い。

平成29年(2017年)4月14日、弘前市指定有形文化財に指定されている。

見どころ

城下町弘前において、宝暦年間までさかのぼることのできる武家住宅は非常に希少です。その中の一つが平川家住宅で、屋敷地の空間構成も、標準的で基本的な武家住宅の姿をよく残しています。

基本情報

区分 市指定有形文化財
住所 青森県弘前市若党町10 地図
見学の際の注意事項 非公開
交通 【バス】
JR弘前駅より弘南バス ためのぶ号(100円バス、冬期運休)「津軽藩ねぷた村」下車 徒歩約5分
JR弘前駅より弘南バス 石渡線乗車「亀甲町門前」下車 徒歩約5分
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