誓願寺山門
せいがんじさんもん 誓願寺山門
誓願寺山門は、創建年代を特定できる資料はないが、形式から江戸時代中期と推定される。しかし下層の蟇股などの形式は室町期のものともみられる。
正面中央に高く切妻造の破風を表し、下方左右に片流れの招破風を配して重層とし、しかも妻入という極めて珍しい構造形式が取られている。全体に彩色がなされ、上層の四周板壁には十二支の動物の絵が描かれている。懸魚を鶴と亀の形に作る極めて珍しい形式で、鶴亀門(つるかめもん)とも通称され、親しまれている。類を見ない特異な形状かつ彫刻や彩色も色鮮やかで、奇抜な意匠が施された特異な門である。
昭和13年(1938年)国の重要文化財に指定されている。
中央に高く切妻の破風を配し、下方左右に片流れの招き破風を配するなど、特徴的なつくりをもっています。懸魚は、鶴と亀の形につくられています。類を見ない特異な形状と、色鮮やかな彫刻が魅力的です。
基本情報
区分 | 重要文化財 |
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住所 | 青森県弘前市新町247 |
見学の際の注意事項 | 外観のみ。 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 弘前~岩木庁舎線・枯木平線もしくは弘前~弥生・新岡・葛原線「工業高校前」下車 徒歩約10分 |
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