津軽為信霊屋
つがるためのぶたまや 津軽為信霊屋
津軽為信霊屋は、桁行一間・梁間一間で、入母屋造の妻入とし、正面に軒唐破風を付けたこけら葺の屋根である。建物は土塁と塀で二重に囲まれ、基壇上に東面して建つ。柱は丸柱で板壁とし、組物は和様平三斗、中備撥束となっている。内部は、壁に板卒塔婆が張り巡らされ、宝篋印塔が安置されている。彩色には内外ともに漆が多用され、妻飾や柱上部、天井絵、彫刻などが極彩色であるほか、桟唐戸の草花密陀絵、外壁に金箔押の津軽家の家紋である杏葉牡丹紋が描かれている。
江戸初期の建立時はかなり質素であったが、文化年間(1804~1817年)の大修理で木部はすべて漆塗り、内部は極彩色の今のような華麗な姿となったといわれる。小ぶりだが、贅を凝らした建物である。
昭和28年(1953年)国の重要文化財に指定されている。
文化年間に大きく改修して現在の姿になりました。彩色は漆が多用され、桟唐戸の密陀絵金箔押しの牡丹紋等が描かれています。極彩色の外観で、屋根はこけら葺き。小ぶりですが、贅を凝らした建物です。
基本情報
区分 | 重要文化財 |
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住所 | 青森県弘前市藤代1-4-1 |
営業/休業 | 冬期間非公開 |
見学の際の注意事項 | 要申し込み。 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
交通 | 【バス】 JR弘前駅より弘南バス 駒越線もしくは弘前~弥生・新岡・葛原線「駒越」下車 徒歩約1分 |
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